接着歯科治療
接着歯科治療とは
接着治療は、歯質と人工材料を強力に接着する材料(歯質接着性レジン)を用い、詰め物や被せ物、ブリッジや動揺歯の固定等の治療をはじめ、従来であれば抜歯が適当とされていた崩壊が著しい歯、破折あるいは穴があいてしまった歯根の修復・保存など、様々な治療に活用されています。
また、歯質と人工材料の一体化が可能になったことで、歯質の補強を図ることができ、深い虫歯でも歯の神経を取らずに治療できる可能性が高くなりました。
接着歯科治療は、結果的に歯を延命することに寄与しています。
虫歯治療において接着歯科治療を行うメリット
従来の虫歯治療では、虫歯を除去した後に金属等の詰め物を入れますが、その際、歯科用のセメントを用いて装着します。
しかし、このセメントは接着力があまり高くないので、詰め物が外れにくくするために、小さな虫歯でも便宜的に健康な部分まで大きく削り、形態を整える必要がありました。
一方、接着治療では、接着材を用いて歯質と充填物(コンポジットレジン)を間隙なく直接接着させることが可能なので、歯質を大きく削らずに済み、健康な歯質をできるだけ多く残すことができます(MI:ミニマルインターベンション)。
また、虫歯の範囲が大きく、間接的に詰め物や被せ物(歯科技工物)を作製・装着する必要がある場合は、その装着に接着性レジンセメントを用います。
従来型の歯科用セメントは唾液で溶ける性質があるため、歯と詰め物の間に間隙ができ、そこから虫歯が再発する危険性が指摘されていますが、接着性レジンセメントは唾液に溶解せず、歯質と接着しているため、虫歯の再発が少ない治療法です。
- 接着性レジンセメント

さらに、装着する補綴物や修復物の脱離を防ぐためにサンドブラスターを導入しています。
酸化アルミナ微粒子を噴射してサンドブラスト処理を行い、装着前の補綴物や修復物の清掃・内面処理を行うことによって接着面積を増大させ、接着性を向上させます。
日本接着歯学会について
「一般社団法人 日本接着歯学会」という接着歯学に関する学術および技術の進歩発展を図ることを目的とする学会があります。この学会の中で「接着歯科治療専門医」という制度があり、院長は接着歯科治療専門医(第174号)・指導医(第64号)であるとともに、一般社団法人日本接着歯学会代議員を務めています。
接着歯科治療は、それぞれの被着体や材料の性質に合わせて適切な接着操作を行うことでその効果を十分に発揮します。接着歯科治療認定医は、接着歯学領域における診断と治療のために高い歯科医療技能を修得しているとともに、認定医以外の歯科医師または医師からの要請に応じて適切な指示と対応がとれるよう研鑽を図っています。
詳細は日本接着歯学会ホームページをご覧ください。

診療時間 | |||||||
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休診日:火曜日・日曜日・祝日 | |||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
9:00~12:30 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
14:00~17:30 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
- 学会や大学への出張により、休診とさせていただく場合があります。
- 当院は予約制となっておりますので、緊急の場合を除き、事前にご連絡いただきますようお願い致します。
- ご予約に関するお問い合わせはお電話にてお願い致します。

046-875-4181
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