2024.6.5

6月2日日曜日に、僕が認定医・指導医と代議員を務めさせていただいている一般社団法人日本接着歯学会の定時社員総会および学術セミナー・専門医認定研修会に出席してきました。

定時社員総会では、各種審議事項・報告事項について討論されました。
また、２年任期の新理事が選任され、新理事長に神奈川歯科大学の二瓶智太郎教授が就任されました。

社員総会ですので、全国から代議員が集合しましたから、恩師である日本大学歯学部の宮崎真至教授、師匠の高見澤俊樹准教授ともご一緒でき、大学同期の辻本暁正教授（愛知学院大学歯学部）や僕の人生の師匠である大阪大学歯学部の峯篤史先生とも久々に再会できました。

学術セミナーでは、「ポリエーテルエーテルケトン（PEEK）ブロックの基礎物性と接着システムについて」をテーマとして、二瓶智太郎教授と日本歯科大学生命歯学部の新谷明一教授がご講演されました。昨年12月から第二大臼歯と第三大臼歯にも白い被せ物（CAD/CAM冠）が保険でできるようになりましたが、PEEKという素材に限定されています。
PEEKという素材自体が歯科に新しく入ってきた材料なので、将来的な予後や物理的な特徴、接着特性も不明な点が多いので、当院ではこの治療はまだ行っておりませんが、このセミナーでまず基礎的な知識を得ることができました。

今後この治療法の導入を検討していきたいと思います。