「神奈川県歯科医師会学術大会」に参加してきました。

2020.1.12

パシフィコ横浜で開催された「神奈川県歯科医師会学術大会」および「神奈川県地域歯科医療研修会」、「横浜デンタルショー」に参加してきました。

学術大会では、”教育講演”として補綴治療において著名な宮地建夫先生の「欠損歯列の流れとリスク予測」を拝聴しました。

抜歯等の影響で咬合支持が減少すると咬み合わせが不安定となります。この際、適切な補綴治療（義歯やブリッジ等で欠損部を補う治療）を行わないと、他の部位への咬合力の負担増加と加齢によるリスクも重なり他の歯も失うスピードが速くなって重症化します。
こうなると義歯を作製する際にも難症例となり、満足な機能を回復することが難しくなってしまいます。
こうならないためにも、咬合支持が減少し始めた段階で個々のリスクを予測し、適切な対処をすることが重要だと感じました。

神奈川県地域歯科医療研修会では、神奈川県下各地域の歯科医師会の先生方が、口演あるいはポスターにて症例発表等を行い、活発な討議が行われていました（口演22題、ポスター20題）。

会場では、医局の先輩でいつも大変お世話になっている吉田武史先生や、日本大学の後輩で現在は神奈川歯科大学全身管理高齢者歯科准教授の飯田貴俊先生にも久しぶりに会うことができました。

飯田先生は、彼が臨床研修歯科医のときに僕が指導医の立場で離島診療に行った経験があり、とても懐かしく感じました。

今回学んだ内容を、今後の診療に活かしたいと思います。
よろしくお願いいたします。